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改質工法の可能性

コンクリートの本質を改善したい

従来、劣化コンクリートへの対処についてはパッチングによる断面修復、ライニング材による外面ライニング、樹脂の注入等が一般的に行われてきました。
これらの工法は劣化部の除去、欠損の修復、外部影響因子の侵入経路の遮断という意味では充分有効です。
また、傷んだ部分を新たな構成材と取り合える…これも致し方ないことです。
しかし、これら一般的な補修工法に多く使用される有機系材料はその優れた性能(接着力等)の反面、その材料自身の劣化特性(一般的に無機材料に対し耐久性等劣る)、次回補修の工法選定の限定、取り扱いの難しさ(毒性、危険性)、環境への負荷(ホルモンかく乱物質の含有、廃材処理が困難)等の問題を抱えています。
 
私たちは、コンクリート補修、維持修繕において、もう少し、コンクリートそのものが持つ、自然治癒力を引き出せないか?補修工の選定に対し、構造物のライフサイクルを考え合わせた補修工法が選定されるべきではないか?…そんな風に考えています。
コンクリート構造物の補修、維持修繕において、第一の施しは、私たちは本来コンクリートが持つ自癒能力を引き出し、コンクリートが自ら有す耐久性、自然治癒力でもって経年劣化に対処すべきと考えます。
すなわち、コンクリート補修は、躯体中及び躯体面への有機材料の施しは安易に行うべきではなく、まずは本来持っている特性の回復、コンクリート同様の特性を持つ無機系材による断面修復を行い、有機系材の使用はこの後に行うべき、もしくは無機系材で対処できない症例、状況、箇所に限定すべきと考えます。
 
私たち株式会社レスポンスは
コンクリートの改質を図る
           セメント結晶増殖材=ザイペックス
           けい酸塩系表面含浸材=CS-21
を用い、より積極的にコンクリートの本質を改善する工法にて「病めるコンクリートと対話」し、コンクリート構造物の性能向上、長寿命化を図ります。
 

従来補修工法にも改質材が役に立ちます

私たちレスポンスが持つコンクリート改質材(含浸材)
CS-21、そしてXYPEX XLP…
一般的な断面修復、表面被覆における下地強化・母材改善材として、補修効果をより高めることが可能です。
レスポンスが手掛ける補修工事の多くの場面で、含浸改質材は縁の下の力持ちとなっております。
 
改質材はコンクリートを覆ったり、コンクリート内部に異物層を形成するものでもありません。コンクリートそのものの性能向上を図るものです。したがって、コンクリートの有する本質は変わっておりません。
コンクリート構造物の性能向上、長寿命化が図られても、そこに存在するのはコンクリートそのものです。
そのため、今後の維持管理、改修、改造の手法を制約することはありません。
 
改質材(工法)は、今後もコンクリート構造物の、補修、維持管理において、大きな可能性を秘めた材料と言えます。
 
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