本文へ移動

CS-21

けい酸塩系コンクリート改質材 CS-21

CS-21はセメントの水和反応を活性化し、促進させる触媒性性質を有したけい酸ナトリウム溶液であり、近年、注目されているコンクリート改質材です。
 
CS-21は、けい酸塩系表面含浸材や水和反応活性材と称されます。
CS-21を硬化後のコンクリートに塗布し、散水養生を行うことで、未水和のセメント成分や不安定な水和生成物をより安定したCSH系結晶に速やかに変化させ、コンクリート内の空隙に充てんさせ、コンクリート表層部をち密化します。
この反応は躯体中に水分と未水和のセメント成分が存在する限り長期にわたり、持続します。
 
CS-21は漏水補修工事における注入止水材として1993年に開発されました。現在では、関連材、より性能特化した製品も開発され、コンクリート構造物の躯体防水、表面保護、ひび割れ補修、断面修復、打継部処理、セパコーン部処理等に適用範囲が広がっています。
特にCS-21による躯体防水はRC構造だけでなく、SRC構造合成スラブにも対応可能で、施工期間の短縮、共用時の維持管理の容易さに大きなメリットがあります。郊外型ショッピングセンター駐車場、物流センター、トラックターミナル等、すでに200万㎡以上の実績があります。
 
CS-21工法は製品も工法も、まさに、JAPAN MADE。日本で生まれ、日本で磨かれてきました。
表面保護工、躯体防水工 自信あります。
私どもレスポンスは優れた技術と共に、CS-21をお届けします。

CS-21反応機構

CS-21は以下の反応により、コンクリートを緻密水密化し、表面保護、防水効果を発揮します。
 
反応1.還元作用により表層部に石灰岩を生成する反応
反応2.水溶性シリカとコンクリート内のカルシウムによりCSH系の結晶を生成する反応
反応3.未水和のセメントの水和反応を促進させ、CSH系の結晶を生成させる反応
CS-21は反応型けい酸塩系含侵材でありその反応は持続します(再反応活性化)

CS-21主なシリーズ材料

CS-21…コンクリートの躯体防水材
コンクリート構造物の耐久性を向上させます…表面保護
コンクリート構造物の高水準の防水が可能です…躯体防水
ひび割れ補修効果に優れ、高い止水性能を確保します…漏水補修
コンクリート表層部の強度および硬度が増強します…表面強化
■製品概要
 外観/荷姿 :無色透明・液体/5㎏ポリ缶
 比重    :1.24~1.28
 pH値    :11.3~12.3
 主成分   :けい酸ナトリウム
 乾燥固形分率:31.5~33.5%
■用途
 塗布工法/躯体防水、鏡面保護、打継処理、ひび割れ補修
 注入工法/漏水補修、ひび割れ補修(単独またはセメント系材と併用)


 
CA-21…コンクリート改質補助材
経年と共に減少していくコンクリート中の水酸化カルシウム、CA-21はCS-21の補助材として用います。速やかに反応、空隙充填、保水性を保つことでひび割れ補修、ひび割れからの漏水補修に対処します。
■製品概要
 外観/荷姿 :白色液体/4㎏ポリ缶入
 比重    :1.02~1.06
 pH値    :12.8~13.8
 主成分   :水酸化カルシウム
■用途
 CS-21と混合 注入止水材、ひび割れ補修材など


 
CS-21 Clear(クリアー)…下地処理・表面保護材

 ポリマーセメントによる断面修復や被覆工の下地  
 の緻密化を図る下地強化材として、また、補修材
 の表面保護材として用います。
 ■製品概要
  外観/荷姿    :無色透明・液体/20㎏ポリ缶
  比重       :1.05~1.09
  pH値       :1.05~1.09
  主成分      :けい酸ナトリウム
 ■用途
  セメント系材の被覆、断面修復時の下地処理
  材、表面保護材


CSひび割れ補修セット…ひび割れ補修材
  
コンクリートに発生したひび割れをコンクリート改質材CS-21クリアーの塗布、含浸、及び補修用パテの擦り込み充てんにより補修、劣化因子の侵入を防ぎ、耐久性向上とともに、美観を回復させます。
■製品概要
  ・CS-21クリアー
外観   :無色透明液体
比重   :1.05以上
pH    :11.3以上
主成分  :けい酸ナトリウム
・CSパテ
外観   :灰色ペースト
比重   :1.9以上
pH    :10.5以上
主成分  :炭酸カルシウム、酸化けい素、けい酸リチウム
 ■用途
  ひび割れ補修(美観補修)

※CS-21工法は責任施工を原則としますが、本材は小売り可能です。


 
CS-21Neo(ネオ)…新設コンクリートの表面保護材

 硬化したコンクリートに塗布し、含侵させること 
 で生成される反応物により、躯体表層部を緻密化
 します。経年後新たに発生する微細ひび割れ等の
 空隙も継続して充填するため、鉄筋被り部を長期 
 にわたり健全に保ち、耐久性を向上させます。
 CS-21の基本性能はそのままにコンクリートへの
 浸透性が向上、施工性が向上しました。
 ■製品概要
 外観      :無色透明
 比重    :1.10~1.14
 pH値    :11.0~13.0
 主成分   :けい酸ナトリウム
 乾燥固形分率:15.0~20.0%
 ■用途
 新設コンクリート構造物(現場打、二次製品)表面保護
 中性化・塩害・凍害の抑制

※CS-21は責任施工を原則としますが、本材は小売り可能です。



CS-21 Builder(ビルダー)…既設コンクリートの表面保護材

CS-21ビルダーは既設コンクリートに不足しがちな水酸化カルシウムを主成分とする助材を主材に混合して使用する2液混合型の反応型ケイ酸塩系表面含侵改質材です。
混合後も一定時間液体状態を保ち、浸透した空隙内でゲル化・滞留、反応物の生成は継続するため、新たに発生する技採否に割れ等の空隙も充填し。既設コンクリートの長寿命化に寄与します。

 ■混合物物性
 外観   :白色または淡桃白色・液体(混合液)
 主成分  :主材…けい酸ナトリウム
       助材…水酸化カルシウム 
 比重   :1.18~1.22
 蒸発残留物:25.0~29.0wt%
 ■用途 
 既設コンクリート構造物の表面保護、ひび割れ補修など
 中性化・塩害・凍害の抑制


表面保護工(含浸工法)

CS-21は表面保護工の表面含浸工法材で、躯体表層部の強化、セメント結晶の生成により、劣化影響因子の躯体内への侵入を抑制します。既にCS-21の表面保護工への採用は55万㎡に達しようとしています。
CS-21は水道法に基づく厚労省令で規定された試験・基準に適合しており、水道施設コンクリート水槽の表面保護工法として多くの実績があります。
また、コンクリート構造物新造時、劣化抑制、長寿命化、100年コンクリートへのデバイスの一つとして、予防保全の見地から、お役に立っております。
 

防水工(躯体防水工)

けい酸塩系コンクリート改質材CS21はRC建築の屋上防水工法として、実績を重ねてまいりました。
もちろん、住宅瑕疵担保責任保険の包括3条確認も、各保険会社の認定もクリア。
更に、今まで躯体防水では、不可能とされたS構造スラブにおけるコンクリート躯体防水、CS-21がその常識を変えました。
郊外型ショッピングセンター等の屋上駐車場、大規模トラックターミナル、既に、その実績は200万㎡を超えるに至りました。
防水膜、保護コンクリート層の必要ない躯体防水は施工期間の短縮、長期の維持管理に大きなメリットを提供します。
 
また、CS-21は防水上の弱点となりやすい打継面、セパコーン、他材料との界面(例えば、貫通管周り)の防水に威力を発揮します。
CS-21は打継面における新旧コンクリートの応力伝達に悪影響を及ぼすことなく、打継面を透過する漏水を抑止します。
 

ひび割れ補修

CS-21はひび割れ補修においても優れた効果を発揮します。
特に優れているのは一般的なエポキシ注入材が苦手とする漏水を伴うひび割れに対する注入工法。
補助材CA-21と合わせ注入するCS-21SP工法で、止水とひび割れ補修、同時に対応します。
さらに、微粒子セメントと合わせ注入することも可能です。

主要工法の概念

TOPへ戻る